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花縄日記

花縄マスターによる日記(予定)

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ホモの本懐!

ホモの本懐!
男子の本懐…とは。本来のねがい。本望。本意…と辞書にありました。
ホモは当然男子なんだから、本来のねがい…ってありますよね。
本懐なんて言葉、今どき死語?…と言われそうだけど、映画でも漫画
でも結構時代劇が多くなって来た?…って感が有るんですけど…。
「さくらん」って映画は、原作がマンガで、廓ことばがポンポン出て
来て、それがまた音楽同様、ある種のテンポになっていて、好き嫌い
&善し悪しは別にして、見応えのある作品になっています。
今の若者もこう言うマンガや映画が好きなんだ~…、と、感心しなが
ら、興味を持って観ました。
女性(女郎)が主人公なんだから、当然女の生き様(ざま)を画いて
いるんだけど、よ~く分析して見ていると、何人かの男の生きざまも
丁寧に描かれています。歌舞伎役者が演じている初老の男の生き方な
どは、男子の本懐これにあり~!…とでも言わんがばかりに、粋(?)
に描かれています。
今(現代)も昔も粋に生きようとすれば、相当のお金持ちで、その上
かなりの忍耐力を持っていなけりゃ無理
で、金も我慢力もない我々庶
民は、せめて「野暮!」と言われない程度の忍耐力(我慢力)ぐらい
は身に付けて、粋を語るような不粋だけは避けよう…と心掛けている。

ホモの本懐…かどうかは解らないが、私の知人達は皆個性派である。

① 大学時代の同級生と25歳で結婚し、30歳で離婚した。当然学生
時代から同棲をしていたらしい。今はホモ道まっしぐら…。彼の話を
聞いていて私が不思議に思うのは、普通自分がホモであるかどうかは
15・6歳で自覚するものだと思うんですけど、彼の場合はまったく
そう言う自覚はなかったと言う。仕事や離婚の事でちょっとノイロー
ゼ気味になった時に、偶然ホモのサイトに出会い、オフ会に参加して
からは出会い系サイドばかりの相手とSEXをしていたらしい。そん
な訳で、彼はサウナも2丁目もハッテン場も知らなかったらしい?。
今はそれなりに何度かそう言う場所へ行ったらしいが、肌に合わない
らしくて、花縄へ来て遊んでいる。「女とやっていても、“いつも義務
感に襲われていて、疲れちゃうし、快感や達成感を感じた事がなかっ
“…っと言っていた。私は聞いていて思った。男だからって言って
必ずしも攻撃型の人間ばかりじゃないし、肉体的にも精神的にも受身
型の男っているんだから、そう言う男は母性型の年上の女性と結婚で
きれば幸せな性生活が出来るんじゃないかな~?…と。「今は仕事も
SEXも充実しているし、何より疲れない生活が良い!」と彼は言う。
そんな苦渋を舐めて来た彼だから、気は強いけど優しさも持っている。
30半ばで本来の自分に出会えて良かったな~…と私は祝福している。

② 妻も子供もいる家庭持ちでありながら、70歳になった今でも“ジ
ャニーズ系“が好きで追い掛け回している。「年寄りは嫌い!」って言
うから、「じゃ~あんたは自分も嫌いなのか!?」って聞いたら、しゃ
~しゃ~とした顔して「この世で一番自分が好き!」と言い放った。
60位の頃、よく奥さんにバレないね。って聞いたら「今でも週一で
やっているもんバレっこないよ!」っと、自慢気に言っていた。
私は彼とは永い付き合いなので“あんたは化け物だね”と良く言う。
年を取ってもSEX三昧に明け暮れしているから化け物!…と言う訳
じゃなくて、彼の場合は何もかも計算ずくで、自分のやりたいように
生きている所
が“化け物!”なのである。家庭でも会社でも定年まで
ホモである事を隠し通し、見えない部分で本来の自分の本領を発揮し
綱渡り的人生設計をまんまと貫遂しそうである
世間の人間がホモを嫌おうと認めようと、自分にとっては何の関係も
ないし、ホモを社会的に認めさせようなどとは微塵も思っていない。
本来の自分の姿などは他人に知られてたまるか!…、墓場まで持って
行ってやるぞ~!…と、江戸時代の武士のような(と、言うか現代の
悪徳政治家?のような)頑な人生観なのだろう…っと、私は驚嘆して
いる。

③近畿の出身の人で、東京の大学を出てそのまま就職をして、二丁目
で思いっきりホモ生活を満喫
し、50代になって体を壊し、帰郷して
しまった友人がいて、彼を観ていると、二丁目って怖いところだな~
…と思ってしまう
。彼が30代前半の頃から知っていて、SEX的に
(SM)つながった事はないけど、共通の友人がいてよくマージャン
をしたものだ。青山のマンションへも何度か行って、生活の一端も知
っている。商社へ勤めていたらしい。何を根拠にそんなにプライドが
高いのか良く解らなかったけど、今になって考えるとコンプレックス
の塊が逆に作用してプライドを高くさせたのかな~?…とも思える。
テニス・スキー、茶の湯・観劇・旅行…等など、何でも器用にこなす。
が、総て中途半端な感じがする。CD・PC・ヘッドホンなど、流行
と思えば真っ先に手に入れるし、私などは「わっ!…凄い!金持ち~」
…と羨ましく思ってしまう。が、良く聞くと「英会話」を聞いている
という、仕事上必要なのかな~…と思っていたら「00ちゃんがノバ
に行っているから…」と言う答えが返って来た。小太りなのに敏捷な
スポーツマンになりたがっているらしくて、お腹が出ていてもよく飲
み、よく食べるから決して敏捷な動きが出来ない…。のにラガーシャ
ツだけは何枚も持っている。メーカーの違うラケットを5本も持って
いる、し、お茶会の為に着物を何枚も持っている。
これら総てが「二丁目」で「楽しく愉快に過ごし」「モテはやされる
為の小道具だったのである。何軒かの馴染みの「」によって使い
分けをしていたらしい。常に話題の中に溶け込み、「いじめられる」
側より「いじめる」側に立って居たかったらしい?…。
私との接点は「SM」「マージャン」「茶の湯」ぐらい。何度か窯元へ
行って焼き物の勉強をしたりの小旅行や、食事や飲みに行った事はあ
る。そんな時、ちらっ…っと本音を洩らして疲れた顔を垣間見せたり
する事もあった。一時かなり重病になったと本人から連絡があったが、
その後連絡がない。良い空気を吸って、突っ張りすぎた東京生活から
逃れて、過去から決別して、彼が時々言っていた「子供の頃に帰りた
い!」…と言う本来に戻って元気に生きている事を望んでいます。
そう言う青春の過去も決して悪いばかりじゃないと思う。そこから何
を学び、これからの彼の人間関係に「寛容」と言う心を持てるように
なれたら、彼自身の「遊び心」も「茶の湯」も彼自身の完成となる気
がします。

二丁目って、「ホモの聖地」って言われていますよね。見栄の張り合う
場所じゃなく、本当の意味での「ホモ達が出来る聖地(江戸時代
の吉原のような)
」になるにはいつまで待てばいいんですか!?。
ホモの本懐」が判る人がいたら是非教えて下さい。
私自身も含めて、「ホモって一体全体なにを求めて彷徨よっているの」
って事を、友人達の過去・現在・未来を通して感じ始めている。

せっかくホモに生まれついて来たんだから、ホモの本懐を貫通できる
ように自分を高める努力をし、周りに振り回されないような個性的な
ホモになって、「愛される」より「愛する」事を知って、後悔しない
ホモの本懐を全(まっとう)したいものである。

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