花縄日記

去年の暮れ頃から、あるカップルの蕎麦の食べ方？…が話題
になっている。ま～、ぶっちゃけた話、野球の王監督の娘と
朝青龍の懇意にしている医者が、何所でどう知り合ったのか
出来ちゃった？…らしく、結婚するんじゃないかと週刊誌等
やテレビで報道されて、婚前旅行まで行ったとか？どうとか
色々話題になっていた。
ところが、どうも細かい所で行き違いがあって、その一つに
「お蕎麦を音を立てて食べた」…？…って言ったとか言わな
いとか言われていて、私などは“へ～？”…っと思った。

でも、これって結構奥深い話ですよね。
一人の男の価値判断？をする一つとして「蕎麦の食べ方」を
上げる？…。ま～世間一般的な見方をすれば（何じゃ～？）
って思いますよね。個人の好き嫌いを一般的な基準で判断す
るのもいけない事だけど…。容姿が嫌いだの性格が嫌だとか、
またはＳＥＸ（性格の不一致！？）が合わないとか言うのが
普通でしょう？…。それなら誰でも（うん、うん判る）って
納得できるけど、ＳＥＸまでやった？…相手の「蕎麦を…」
何て言われたら、男として納得できませんよね。思い切って
ＳＥＸが下手だから「いや！」って言われた方が、面子は
丸潰れでも「じゃ～しょうがね～か！」って諦めが付きます
よね。
ま～常識では女の優しさ？だよ。って解釈もありますけど、
その優しさが、逆に男には納得できない「未練」を残します。

蕎麦の食べ方一つにしても、その男の育った環境？…が出て
しまいます。「粋」であるかないかは別にして、蕎麦…って
誰が食べても音はします。音を立てずに蕎麦を食う？なんて
至難の技です。恐らく私の想像では「音」を立てたからイヤ！
…なんじゃなくて、「下品な音を立てた？」からイヤ？…だ、
って言う事じゃないかな～？…と思います。
食べ物の食べ方…って結構育ちが出る？…。それは育った環
境や両親の「しつけ」による訳だけど、いきなりお金持ちに
成ったからって直る？…ってもんでもなく、マナーの講習を
受けたからって「身に付く」ってもんでもないし、「ＯＯの
品格」…なんて本を読破したからって、一夜にして品格が身
に付くって訳でもないです。

法すれすれの事をやって大金持ちに成る人もいれば、土俵の
上で強ければ何をやってもいい！？…と考える人も居れば、
暴力のみで他人を制圧しようと考える人も居れば、それぞれ
育ちによって現在の生き方をしているわけですよ。田舎から
出て来て、大都会で生きて行くには人に言えぬ苦労も在る？
だろうと想像は出来ますけど、「上品・下品」「粋・不粋」等
は一朝一夕に身に付くものではないから、それらしい事を指
摘されれば、「何で！？」って思い、戸惑いながら「プライド」
を傷付けられ、開き直って反撃に出る人も居るわけですよ。

確かに今の世の中お金で買えるモノは沢山あります。
が、お金では買えない「もの」も在る訳ですよ。そのお金で
買えない「モノ」こそが価値があるのである。「蕎麦の食べ方」
もその一つで、「どんな喰い方をしようと俺の勝手で、他人に
とやかく言われる筋合いはね～！」…っと云われれば、確かに
そ～なんですけど…。
バツイチの娘？…が再婚相手にしようと考えた男の「しぐさ」
が気に入らないとは、ずいぶん「男」を観る目が無いな～？。
っと、思っちゃうのは私ばかりでしょうか。
そんなに焦って男を捜さなくても、人生長い？…んだから、
の～んびりと、共白髪まで添い遂げようと思うなら、医者だ
からとか、有名人だからとか、そんなんじゃなしに、過去の
経験を生かして、それ相応の相手を選んで下さい。
ま～ぶっちゃけた話、どっちもどっちかな～！？…って云う
のが正直な話ですよね。

でも、ホモって面白いですよね。相手の「男」を評価するの
に「蕎麦の食べ方」「品格」等を評価基準にはしませんよね。
それには理由があって、ホモの場合は「家庭」「家族」など
と云う概念が丸でない。ですから、常にＳＥＸ一本ヤリ！…
（快感）ですから、「ＳＥＸが合う」「モノが大きい」「顔が
好き」「体が良い！」などが最優先してしまうからなんです。
「死ぬほどの快楽」を与えてくれたら、何も言う事などない
わけです。上品なＳＥＸ！？…なんて始めっから有り得ない
訳ですから、変に「お上品」にＳＥＸされたら、モノ足
りない？…って感じで二度とお相手を受けない？…でしょう。
ところが、何度かヤッテ（下品！？）いくうちに、“愛情”
らしき感情が湧いてくると、「事が面倒」になってくる？。
そ～なって来ると「性格（人格）」の善し悪し、「貧・富」が
直に感じられ、「ＳＥＸが上手い・モノが大きい・筋肉マン
・ 顔が男らしい・お金持ち・性格が良い・やさしい…」等
など、そん所そこらの「女」並に（いや女以上）要求が出て
来て（無意識のうちに）しまう。
その根拠は「自分が愛しているんだ」から「相手も愛して
くれているはず」だ？…、言うのが総てである。
「浮気などするはずがない！」…と思っていた相手が、自分
以下（自己判断）の容姿の奴と浮気をしていたと知ったら、
そりゃ～もう～…プライドがズタズタに傷つき、不思議な話
？…なんだけど、自分の男より相手を恨む！？…のである。
自分以外の誰かが「死ぬほどの快楽」を得る！…なんて信じ
られない事だし、自分の男が浮気をしたんじゃなく、相手の
「オカマ」が誘惑したに違いない！…、と勝手に思っちゃう。
が、ホモは所詮「男」ですから、浮気！…などは日常茶飯事
だし、ウケもタチも関係なしに常に新しい相手が欲しいのだ。

世の女性同様、ホモも男を観る目がない訳です？…から、
「惚れた・はれた」になれば泥仕合になって、相手の欠点
ばかりが目に付き、「蕎麦に食べ方…」なんて言う事は言わ
ないまでも、いかに穏便に別れられるかに苦慮する訳です。

私の穿った見方からすれば、王監督の娘もきっと？…鼻
についた男と如何に「穏便に別れるか！？」に悩んだ末？
…に、思わず言わずもがな？…に、言ってしまったセリフ
なんじゃ～…ないだろうか！？。
火の粉が自分に降りかかるとは思わなかったんでしょうね。
恋愛は火中の栗を拾うようなもんです！…。少々の火傷は
承知の上で始めましょう。