第五楽章
地下へ降りる螺旋階段には目隠しをされた若者が、左右に5人づつ、
いずれもすっ裸のうえ、後ろ手錠を掛けられ、犬の首輪をはめられて
1m置きに立たされている。
受付で会費を払い、それぞれ自分の好きな衣装に着替えた客達が地下
へ降りてくる。右手に並んだ若者は、前にも何度か参加して評判の良
かった5人。左手は今日始めて参加させられている新人5人。
都内の大学の野球部・相撲部・サッカー・ラクビー(蹴球)部…など、
参加する客の好みに合わせて集めた強兵(つわもの)だ。
「あら~…剛ちゃんしばらくぅ~…」2世議員の大河原が剛の頬にキ
スをしながら下半身をまさぐる。「ぅおっす!」剛が応える。新人の
5人は(いよいよ来たかー!)…とばかりに身構え、教えられた通り
に肩幅に足を開いて直立した。5万円の契約金の他に、客に気に入れ
られれば多額のチップが舞い込むと言われ、一晩の稼ぎとしてはホス
トなんて目じゃない!…なんて、先輩にそそのかされて…。
新人の列の最後に栄二が立っている。(シアリス)を飲まされた若者
たち全員は体が火照り、闇の中で不安と戦っていた。
2世議員が栄二の前で立ち止まり、「きれいな体しちゃって…若いっ
ていいわね~…、あんたサッカー?…」
「
あぁ、大河内先生…いらっしゃい…、気に入りましたか?…こいつ
スポーツなんて何もやってねーんですよ…。何しろこれ!…ですから、
権藤のパシリ…ですよ」
いつの間にか栄二の隣りで甘利の声がした。栄二はたじろいだ。いき
なり見た事もない相手に(ヤクザのパシリ)だなんて紹介されて…。
「あらぁ!…そう?…甘利さんのお手付き?…」
「えぇ…俺以外まだ知らね~ンですよ」
「
良いわね~…、頂こうかしら…、あたしテクニシャンが好きなの…」
「栄二!…一番初めに売れたぜ!…。先生、一戦終わりましたら一服
して、三人でお酒でも飲んで…」
「いつも優しくしてくれて有り難う!…行きましようか!?」
栄二は目隠しと手錠を外され、鎖を付けられた首輪を引かれて、地下の
大広場を横切ると8畳ほどの洋間に入った。
「おねがい!…その首輪…あたしに着けて!」
いきなり大河内が叫ぶ。大人ぶって生きてきたが、まだ19歳、言葉で
教えられても、実践は初めてなのだ。ここでたじろぐ訳には行かぬ、…
と栄二は素早く頭を切り替え、
自分が甘利から受けた屈辱を繰り返す事
に徹してみよう!?…と決めた。
「うぉっほぉ~!…ドMか!?…ヤクザの責めはきついぞ!…」
自分の首輪を外すと、即座に大河内の喉輪を掴み、顎を上向きにさせる
と、首輪を嵌め、垂れた鎖でねじ上げた両腕をしっかりと後ろ手に縛り、
“カックン”を入れると難なく大河内の膝は床へ衝いた。
「咥えろ!」…恐喝(かつあげ)をしていた時の快感が蘇えり、栄二の
股間に電流が走り、薬の効果を上回って若者のサオは青スジを起てた。
「あぁぁ~凄い!…先輩!…凄いっすよ!…、たっぷりケツマンコ犯し
て下さい!…ぅおっす!」
(
あ~…先輩後輩のプレイ…ってやつだな!?)
甘利から教えられてい
た何種類かのパターンの内の一つだ…。
大河内の制服はピッチピチのラガーシャツ、ケツが半分出ているパンツ、
慣れた奴ならすぐに判るスタイルであった。ラガーシャツから浮き出た
乳首はいじくり回され、熟成したMとして象徴のようであった。
「せ、先輩!…あの戸の中に竹刀と乳責めが入っています!…うおっす」
「よ~し!…用意するまでウサギ飛び3周!…」
キャリアの違いは、どっちがSだかMだか解らないほどの差があるが、
栄二は
絶対気後れするな!…、と甘利に言われていたので、
若さ一徹で
押し通す覚悟で大河内に向っていこうと決めた。
壁にはめ込まれた引き戸を開けると、責め道具からコスプレまで、栄二
が目にしたことのない異世界の道具が整然と掛けられていた。
「おい!…こっちへ来て自分で選べ!…」と言って後ろ手の鎖を外す。
「ぅおしゅ!」一周した所で声を掛けられ、大河内は嬉々として素っ裸
になると、ハーネス・鎖の付いた乳バサミ・アヌスストッパー・ムチ等
を手に取ると、鏡の前へ立ち「先輩!お願いします」…と言うと、栄二
にムチを渡した。Rが身につけていたことを思い出し、ハーネスを手に
取ると「さっさと着けろ!」と言いつつ大河内に投げつけ、手にした鞭
を強く床に打ち付け“バシッ”っと派手に威嚇した。
ベッドの上で栄二のサオを頬張り、乳を舐めまわして、勝手に馬乗りに
なって腰を使い、大仰に悶えて「いいぃ!!…ひぃ~!…犯されてる~
!」…等と口走り、日頃のウップンを晴らすかのように狂っている。
大河内の口・ケツを散々使い込み「
先輩!…イキそうですから…まだ…
これから愉しみたいのでイカさないで下さい!…」と言う、大河内の頼
みを聞き入れ、「よーし!じゃ~皆にその姿を披露しに行くか!?」と、
口と目だけが出ている皮の前頭マスクを付け、首輪・ハーネス、ケツに
アヌス・ストッパーを装着して革紐で止め、後ろ手錠の鎖を首輪に通し、
広間に向かうドアを開けた。
小一時間も経たないうちに大広間は男達で溢れんばかりの景況を呈し、
淫靡な空気が広間全体を覆い尽くし、アルコールと生臭い臭気は男達の
汗と精液のミックスを如実に感じさせていた。
三十人は確実に居るであろう熱気に栄二はたじろぎ、その光景に目を
疑った。十字に組まれた木組みに、クサリで張りつけられたマッチョな
若者の前には軍服を着け、長靴を履いた白髪の男がムチを振りかざして
何事かを喚いているし、長椅子に大きく足を広げた30代の男は、若者
のサオを咥えながら、年上の男に自分の摩羅をしゃぶらせて、汗まみれ
で悶えている。
褌一丁の甘利が大河内に近づき「先生…如何がでした?…栄二の奴…」
と耳元で囁いた。
「ぅも~ぅ…ばっちり!…惚れちゃいそ~!…、まだ借りていて良い
かしら…」「勿論ですよ!…慣れてねぇですから新鮮でしょう!?…」
「ぅ、う、うん…素質は充分!…かわいい~!!」「ありがとう御座いま
す…、おい!栄二!…先生がホの字だってよ…」「…… ……」
なんて答えて良いやら見当もつかない栄二は赤面し、複雑な顔をしてい
るであろう自分に腹が立って、「おい!行くぞ!」と言いつつ、大河内の
背中を押し、軍服の前に膝を付かせると「お願いしろ!」っと命じた。
「大尉…大尉のデカ摩羅しゃぶらせて下さい!」
「お~っ!堅坊!…、久し振りじゃな~…。うずうずしてた所じゃ…、
この若僧!…ケツは勘弁してくれ~!…なんて生意気な事を抜かしやが
って、ヤキを入れているところじゃ!…」
「大尉!…大尉らしくもない…。これを塗ってやればイチコロっすよ」
褌をしたRが大尉と呼ばれている男の後ろから透明な小瓶を渡す。
「おっ!…二枚目役者…、久し振りじゃな…」
「
このヌメェ~とした液を指先に一滴つけて、生意気なガキの穴にスリ
込めば…、五分も経たずにケツを振って…、大尉のデカ摩羅を欲しがり
ますから…」
「そ、そーか…、また怪しげなモノ仕入れてきたな?…」
「まいど~…、何でも御用達しますからおっしゃって下さい」
「お、おぉぉ…堅坊…すごいぞ~!!」
「うごぉっ…大尉のデカマラ…美味いよ~!!」
二世議員大河内は栄二と大尉のサオを交合に咥えて悦に入っている。
Rが大河内の後ろに回り、小瓶から液を垂らして、大河内のケツ穴に
擦り込んだ。
「大尉、もう~そろそろそのガキ降ろしても大丈夫ですよ。目が虚ろ
になって来ましたから…、思いのまま掘り撒くってやって下さい!…、
ただし…大尉のサオにコンドーム嵌めなきゃヤクが染み込みますから」
「お~そうか!…コンドーム呉れ!」
Rが側の机からコンドームを取り大尉に渡した。
「堅坊…わしのサオにコンドームを填めてくれ…」
権藤が十字に組まれた木組から若者を降ろし、平手で若者の尻を叩き始
めた。「あぐぅ!…うぅー!」若者は前のめりに倒れ、尻を大尉に向けた。
若者・大尉を囲み、権堂・R・大河内・栄二と四人がかりで大尉の軍服
を脱がせる。と、老人とは思えぬ裸体が若者めがけて一気に挿入した。
「があぁー!!…うわあぁぁ~!!」
若者の顔に権藤が思いっきり往復ビンタを張った。
「ギャーギャーわめくな!…それ!…俺のサオをくわえろ!」
ヤクザの親分のサオを咥えさせられ、ケツには巨大な老人のマラを受け、
ラガーマンの若者はついに男達の餌食にされるべく仕込まれていった。
「Rちゃん!…お尻が変…、入れて~!!」
栄二のサオを咥えながら、大河内がRに向かっておねだりをはじめる。
「おい、栄二…、ちょっと紹介したい人が居るからこっちへ来い…」
甘利が栄二の耳もとで囁いた。
「先生…、ちょっと栄二借りますよ、直ぐ戻って来ますから…」
大河内に断りを入れ、階段の側でスジ筋の若者を縛り上げ、海老責めに
した穴を圧し掛かるように侵しているデブっちょのオヤジに向かい、
「社長!…先日お話した栄二です。若僧ですけどお見知りお気を…」
甘利が、夢中で犯しているオヤジのケツを触りながら言った。
「う、ほっ!…おぉ…甘利くん!…わいの“おいど“どやっ?…」
「相変わらずたっぷりと豊満だすな~…」
変な関西弁で甘利がお世辞を言った。栄二は直感的に相当な人物!…
だと思い
「権藤組の栄二と申します!」と、直立不動で社長と呼ばれた男の
前に立ち、深々と頭を下げた。
「う、ほっ!…デカチン!…どや?…しゃぶらせてんか…」
社長は若者を冒しながら顎を突き出し、栄二のサオを欲しがった。
「お願いしま~す!」栄二は大きく股を開き、社長にサオを突き出し、
分厚い唇に呑みこまれて行く自分の磨羅を覗きみた。それは久しく感じ
なかった女の陰部に押し込んだ時の感覚に似ていた。
「栄二!…社長の“おっぱい”…思いっきり揉んでやれ!…俺が後ろか
ら射れて
四ヶ所責めで天国へ往かせるから…」
栄二は中腰になり、サオを咥えた社長の両乳を捕らえると、むぎゅ…と
掴み、乳首を指で撫ではじまた。乳房の感覚も女と変わりなく、全体的
に中年女を思わせる社長の“白ブタ”の体格が揺れ始めた。
「社長!…どうだす!?…俺のマラの感触は?…」
甘利がゆっくりと腰を使いながら、社長の尻タブを平手でタタキ、SM
的雰囲気を盛り上げていった。
「うむぅぅ…くはっ!…、極楽じゃ~!ごくらくじゃ~!…」
「社長!…次回の会の時上映しますからDVD撮影しますよ」
Rがビデヲカメラを構えながら社長の顔を覗きこんだ。
「う、ほっ!…わたいの醜態を皆に曝すのか?…、悪党どもめっ…。
うっ、くっ、…感じる~!!…甘利~!!もっと突いてくれ~!!…
トコロテンじゃ~!!」
若者のケツを犯しながら、栄二のサオを銜え、乳首をひねられ、
甘利にガン堀されたまま、白ブタ社長はもだえ苦しみ、四ヶ所を一
度に責められ、
ビデオに犯されながら…
「いぐぅぅぅ~!あごぅ…!…うぉ~!!」っと口ごもって全身を
震わせながら、若者の直腸にスペルマを爆発させた。
第五楽章 終